【悲報】長期ブランク明けで猛暑の剱岳 早月尾根を登った結果www
毎年恒例の剱岳登山がやってきました( ^ω^ )
いつものようにサンダーバードと北陸新幹線を乗り継いで富山駅へ向かいます。
3時間ほどの乗車時間中は過去のブログ記事を見て剱岳の予習、復習。
こういう時に自分用備忘録として役に立つ(・∀・)w
過去の剱岳登山
2015年 剱岳、早月尾根ルートに挑戦 山行前から敗退の危機に晒される
2016年 初めてのテント泊登山 富山に移動してすぐに剱岳 早月尾根ルートを登っていく
2017年 剱岳 別山尾根ルートチャレンジ まずは室堂から剱沢小屋へ向かう
しかし、これまでとちょっと違っていたのは「記録的な猛暑」そして
5月上旬を最後に山登りをサボりまくって酒飲んだり家でずっとゴロゴロしていたという二点。
猛暑はどうしようもないとしてこれだけ登山間隔が空いてしまったのはヤバい。
雨降ってるし止めとこう!風邪ひいたから止めとこう!暑くなってきたから止めとこう!
を繰り返して最終的には「これだけブランクがある状態でいきなり剱岳にチャレンジしたらどうなるかっていう
実験をしてみよう!だから今週も家でゴロゴロするんだ(゚∀゚)」って開き直ってた(あほ)
10時前に富山駅到着( ゚ω゚ )すげぇ暑いよ
富山駅の南口を出て左手にある電鉄富山駅に移動。
レトロな列車に乗りまして上市駅へ向かう。
上市駅からはタクシーを利用するので他に登山者がいれば相乗りできて
料金がかなりお得になるんですが誰かいないか少し期待してたけど上市まで来ると
登山者どころか乗客は俺しかいなかった( ゚ω゚ )富山駅では結構乗ってたのに…
駅を出たらタクシー止まってるのですぐ乗車。
車内での話題はここ最近の危険レベルの暑さについて\(^o^)/
これから登る早月尾根は北アルプス3大急登にもランキングされているほどの
しんどいコースで登山口の標高が低いこともあって山行2日前くらいからドキドキしてました:(;゙゚'ω゚'):
35分ほどで登山口のある馬場島に到着。
気になるタクシー料金は…8920円:(;゙゚'ω゚'):早月尾根へのアクセスはこれがネックです
夏季だけでいいからバス運行してくれればいいのに(涙目)
馬場島荘前に登山届を提出する箱がありますのでしっかり書いておきます。
ベンチの前でうんこ座りしながら書いてたら突然中から従業員さんが出てきて
「登山届書き終えたら確認しますので持ってきてくださいね」と言われた。
これまでは特に声をかけられることもなく登山届書いたら
そのまま箱に入れて出発してたんですが今回は厳重なチェックが( ゚ω゚ )
そしたらやはりここでも暑さの話が。
「ここから先は小屋まで水の補給は一切できません。
水は何リットルありますか?普段よりも多めに持っていますか?
今年の暑さは異常なんで本当に気をつけてください。
これまでに熱中症寸前で下山してきた人がいっぱいいますから」
等と分かってはいたが恐ろしいお話と確認をされる:(;゙゚'ω゚'):
登山届のすぐ近くに備え付けられている温度計をチェックすると35度:(;゙゚'ω゚'):
現在の時刻は11時過ぎなんで暑さのピークに差し掛かる頃だね!
後で知りましたがこの日は富山で線路のレールが暑さで歪んで
電車が脱線したりするレベルの日でした←
馬場島の標高は760mほどなんで下界よりは多少マシだろ!
って思ってたのにアテが外れました(生命に関わるアホ)
過去のブログ記事見てたら27度でも暑い暑い言ってんのにどうすんだよこれ。
初めて挑戦した時なんか21度じゃねえか!(半ギレ)
「猛暑日のこんな時間から登り始める奴なんてそうそういないですよね~アハハ☆」
とかアホ丸出しの受け答えをしてたので「ダメだ、こいつ」って思われていただろう←
久しぶりのアミノバイタルプロでスタミナを補強しておきます。
ポカリスエットも900mlの物を購入して脱水症状に備えます。
馬場島荘前の駐車場。
三連休を外して来てみたが結構車止まってる( ゚ω゚ )小屋混雑してたら嫌だなぁ
登山口までほんの数分ですがそれでも日陰を選んで歩いてしまう…。
試練と憧れ
早月尾根登山口に到着。
これより早月小屋へ向かう標高差1440mの試練が始まります( ゚ω゚ )
2年前にはなかった看板が( ゚ω゚ )ご予約のお願い
俺はちゃんと予約しているので特に問題ありませんが
こんな看板を立てるほど人が増えてるのか…。
小屋が混んでないことを祈りつつ11時29分にスタート!
早速そこそこな急登です( ゚ω゚ )身体が山登りモードになるのに時間かかるだろうし
むやみに体温を上昇させると危険が危ないのでゆっくり着実に進む
出来るだけ小さい段差を使ってチョコチョコ歩きます。
ハァハァ( ゚ω゚ )ちょっとヤバいかも←
予想以上に暑くて体力の消耗が早いです。
すでにこの辺で立ち止まってポカリ飲んでたからな\(^o^)/
ヒーヒー言いながら進むと広場が現れる。
標高1000mの松尾平という場所です。
1km歩けば馬場島に帰れるのか( ゚ω゚ )ハァハァ←
マジで倒れそうだったのでここで休憩します(まだ30分ほどしか歩いていません)
頭がクラクラしてきたので最終兵器(早)のアクエリアス冷凍ペットボトルを投入。
この前日に冷凍ペットボトルの出荷が一時停止してたみたいですね。
これがなかったら多分登れてなかったのでギリギリセーフでした:(;゙゚'ω゚'):
さて、再スタート。
冷凍ペットボトルを首に当てたり脇に挟んだりしながら歩きます(熱中症患者かな?)
登りの角度がキツくなってきました:(;゙゚'ω゚'):
しんどいと言うより、とにかく暑くて目眩がしたりするのが辛いです。
2000mくらいまで登れば結構涼しくなるはずだ!
ってことで頑張ろうとしますがまだまだ先は長い…。
一時間弱でようやく1200mの看板が登場( ゚ω゚ )まだ小屋まで1000m(絶望)
少し歩いてはヒーヒー言いながら立ち止まって水分補給を繰り返します。
試練過ぎるだろこれ…。
暑さは変わらないのに道は険しさを増してゆきます( ゚ω゚ )
と、この辺で登ってる人を発見!こんな時間から登るなんてバカだなぁ←
追い抜き際にオッチャンが「暑い!」と一言。
俺も意識が朦朧としてたので「暑いッス…」と一言。
挨拶も何もありませんがこれだけで心が通い合っているのです(意味不明)
人がいたからこの先で俺が倒れても助けは呼んでもらえるかな(・∀・)
ってちょっと安心しながら進みます。
この早月尾根はさっきみたいに200m刻みで看板があるので
それを目標に登っていくんですが「いつになったら次の看板出てくるんだよ…」
って常に泣きそうになりながら歩いてました(弱)
ヘロヘロになりながら標高1400m( ゚ω゚ )
確か1400mと1600mの間だけ間隔が妙に短かったはず!
サクッと1600mまで行ってそこで休憩しよう!
時間にして15分ほどでしたがすげぇ長く感じられました(かなり弱ってる)
1400mを過ぎた頃から時折開けた景色が楽しめるようになってくる。
そしてようやく地獄のような暑さではなくなってきた気がする(・∀・)それでも暑いけどねw
ガハハ!気温さえ下がればこっちのもんじゃ!!!
って思ったんですが今度は身体全体がめちゃくちゃダルくなってきました←
ここまでで散々汗かいたり暑さで体力消耗したからね。
アクエリアスも空になっちまった…。
ひーひーふー( ゚ω゚ )
スタートから2時間で標高1800m
倒れそうな暑さってのはなくなったが汗のかきすぎで脱水気味になってるのか
変な吐き気がするし足が攣りそう(問題山積)
しかし早月尾根先輩は一切手を緩めることがありません\(^o^)/
周囲はガスガスになってきました。毎回恒例の景色ですw
この辺で気付いたら足にアブっぽいやつがひっついてて「刺される:(;゙゚'ω゚'):」
ってパニックになりタオルを回しながら早歩きをしたところ
完全に足を攣りました(あほ)
まぁ俺ほど何回も足を攣ってるプロになると騙し騙しである程度誤魔化す歩法も習得しているので
スピードは落ちますが止まることなく進みます(つよい)
そしてついに標高2000m(゚∀゚)
やはりこれまでに比べて雪が少ないな(・∀・)でも中途半端な雪渓は歩きにくい
2000mを超えた辺りから登る人、下る人共によく見かけるようになってきた。
おっ!この一枚岩の登りを越えたら小屋はもうすぐのはず!(゚∀゚)
いきなり景色が開けましてそれと同時に小屋が登場。
14時29分 早月小屋に到着( ゚ω゚ )なんとか辿り着いたぜ…
馬場島からのコースタイムはジャスト3時間( ゚ω゚ )!?
あれ?今までで一番早い…2ヶ月以上山登ってなかったのに…
これまでアルプスに挑む時は2週間前とかに必ず近場の山で
キツめのロングコースを歩いてトレーニングしてたんだがあれって意味なかったの?←
暑さで死にかけた事によってとにかく早く標高を上げたい一心でスピードアップしてたんだろうか。
登山間隔開けても問題ないなら今度からはずっと家で屁こいてゴロゴロしててもいいなぁ(クズ)
実験の結果はなんかよく分からん事になりましたが
とりあえずチェックインして身体を休めることにしました。
つづく
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