定番になった冬の赤岳登山3 調子に乗って横岳、硫黄岳と縦走してから帰宅
地蔵尾根を下ろうと思ってたんですが人がぞろぞろ登ってきてたんで
なんか嫌になって横岳方面へ行くことにしました(あほ)
いきなりちょっと緊張感のあるポイントが登場。一枚岩の登りと言うらしい。
この斜面を登るのですがなかなかの角度&距離です。
まぁトレースついてるから問題なし(・∀・)って思ったけど
近くで見ると辛うじて跡が残ってる程度でステップがほぼ消滅してたので
着実にアイゼンを蹴り込んで登りました:(;゙゚'ω゚'):
やはりこっち方面になると人がかなり少なくなるんだな( ゚ω゚ )地蔵の頭まではうじゃうじゃいたのに
赤岳を下り始めた頃からそこそこな強風が絶えず吹いてるのでこういうとこは少しビビります。
身体が持っていかれるほどではないんですけどね…:(;゙゚'ω゚'):
横岳の核心部は急斜面のトラバースと聞いていたがこれ…じゃないよな( ゚ω゚ )普通のトラバース
下の方を見たら結構怖いですけどね( ^ω^ )見なけりゃよかった←
鎖場を攀じ登って
振り返ると赤岳&阿弥陀岳( ^ω^ )キレイっす
遠くから見るとどこを通ればいいのか分からんが近寄ってみると道はなんとなく分かる。
雪が多かったら変なとこに行ってしまうかもしれませんが( ゚ω゚ )
アイゼンつけてるとハシゴが厄介です…。ゆっくり登る。
杣添尾根の分岐となる三叉峰を通過。
そこからちょっと登ったら横岳(2829m)に到着。地蔵の頭からちょうど1時間。
去年は硫黄岳方面からここまで来たことがあったのでこれで道が繋がった( ^ω^ )
で、ここからすぐのところが結構怖かったのを思い出した( ^ω^ )!!!
よりによって風は強さを増してきています…。
斜面の雪煙っぷりがお分かりいただけるだろうか。
写真だと風の強さが伝わらないのが無念である。
そんな中ですがここを下ります:(;゙゚'ω゚'):
右はすっぱり切れ落ちた崖\(^o^)/
左は鎖が設置されてる!と言っても雪が積もってるからか
鎖がかなり低い位置にあるのでちゃんと持ったりは出来ない\(^o^)/
風がおさまるタイミングを狙っていたが大して弱まらないのでレッツゴー:(;゙゚'ω゚'):
凄く短い区間なんですが今回のコースで一番ビビったポイントでした。
その直後にあるハシゴの下りもそこそこ高度感がありちょっと緊張(常に怯えていくスタイル)
さらに鎖場のトラバース(・∀・)剱岳みたいにカニの横ばいって名前がついてるらしい
ここは意外と大して怖くないです\(^o^)/
その後の雪面トラバースの方が怖かったです\(^o^)/w
少し進むと硫黄岳らしいなだらかな道になってきました。
これで危険箇所も終了だな( ^ω^ )
振り返って、さらば横岳さん(・∀・)
ここから先は余裕のよっちゃんですわいwwwって油断してふらふら歩いてたら
いきなりとんでもない強風に煽られて身体がぐらついた( ゚ω゚ )!?
これほどの強風は人生初かもしれねえ!ってくらいの風が吹いてまして
片足を上げる度に身体がふらつく\(^o^)/そういえば硫黄岳は強風で有名でしたね
地面は強風で石が露出している場所が多くてアイゼンを履いた靴で
ふらふら着地すると捻挫したりしそうで危険が危ない:(;゙゚'ω゚'):
冬季休業中の硫黄岳山荘。鞍部に位置しているので常に強風が吹き荒れてます。
ケルンに導かれながら少しずつ硫黄岳の山頂へ進みます。
ここまではそれほど体力の消耗がなかったんですが風に逆らいながら歩いてたら
疲労感が一気に押し寄せてきました( ゚ω゚ )ハァハァ
爆裂火口が見えてきたら山頂はあと少し(・∀・)
横岳から50分で硫黄岳山頂(2760m)に到着\(^o^)/赤岳からの縦走完了!
去年硫黄岳に登った時は夏沢鉱泉の方から来ましたが
今回は赤岩の頭ってとこから赤岳鉱泉の方へ下る初コースです。
山頂も結構な風なので休憩もそこそこにさっさと下ります。
しばらくの間は横岳、赤岳、阿弥陀岳の素晴らしい景色を楽しみながらの下りです( ^ω^ )
10分ほど下ると赤岩の頭の標識が登場。
この辺からさらに下っていくはずだ(・∀・)
ってことでトレースに従って進んでいくと…
崖っぷち?でトレースが消えた:(;゙゚'ω゚'):トレースに分岐はなかったはずだが…ここからダイブすんのか?←
来たコースを戻りながら必死に下りのトレースを探す:(;゙゚'ω゚'):
あ、うっすらとトレース発見(´;ω;`)焦った←
赤岩の頭からの下りは風でトレースが消えやすくて道を間違えることもちょいちょいあるようです。
そもそもトレース頼りな雪山登山は危険なのでもっとルートファインディングの腕を磨かないとダメです←
「ここは赤岩の頭山頂」って書いてある標識のすぐそばに下りのルートがあります(・∀・)俺用メモ
ちょっとほっとしながら下りますがこの赤岩の頭付近では過去に雪崩の事故があったりしたみたいなので
出来るだけ速やかに進んでいきます。
樹林帯が見えてくると一気に風が弱まった( ^ω^ )助かったw
安堵して「とり」を描きます(謎)
ここからはひたすら樹林帯を下ります。
思いのほか傾斜がきつくて足が痛い(弱)
膝くらいまでズボったりしながらずっと下るんですが
トレースがめちゃくちゃ枝分かれしてるしいつまで経っても赤岳鉱泉見えないしで
「本当にこの下りで合ってんのか?」ってちょっと不安になってた。
赤岩の頭を下り始めてから40分経過した頃にようやく赤岳鉱泉の標識を発見して安心する。
道中にちょこちょこ標識立てといてくれや(クズ)
標識から2分ほど歩くと赤岳鉱泉に到着。あんな近くに標識いらねえじゃん(うるせえよ)
現在時刻11時55分。行者小屋を出発してからのタイムは5時間弱。
トイレで放尿したりしてちょっと休憩。
気温はマイナス8度と昨日の夜や朝に比べると結構ホット(・∀・)
甘いミルクティーなら凍りにくいかなって思って持ってきましたが
胸ポケットに入れていたにもかかわらず結局凍ってた\(^o^)/w
シャーベットミルクティー飲みながら「もう12時過ぎかぁランチタイムだし赤岳鉱泉でカレーでも食べようかな」
と思ってある事に気付いた。
「美濃戸口発のバスって15時前のやつ乗り過ごしたら
茅野駅発の高速バスに間に合わないのでは…( ゚ω゚ )」
美濃戸口から赤岳鉱泉って2時間くらいはかかったような思い出が:(;゙゚'ω゚'):ヤバい予感
すぐに準備して赤岳鉱泉名物のアイスキャンディーを撮影したら美濃戸口へ向かっての
大慌て下山が始まる:(;゙゚'ω゚'):
しかし赤岳鉱泉は人気の山小屋なだけあって来る人も多いし帰る人も多い:(;゙゚'ω゚'):渋滞
渋滞を交わしつつ小走りで北沢ルートを駆け抜けてようやく道幅広めな林道に出てきた。
そして北沢、南沢ルートの分岐に到着。
赤岳鉱泉から45分。現在時刻13時ジャスト(・∀・)
ここからのタイムは1時間弱くらいなはず!何とかバスには間に合いそうだな。
定番の林道歩き。前回は調子に乗って近道っぽい脇道に入って迷子になったので
手堅く真っ直ぐ進みます(・∀・)w
神戸ナンバーの車を見かけて
「ワシも載せて行ってくれんかのう( ゚ω゚ )」って思ったりしながら黙々と歩きます←
ようやくバス停のある八ヶ岳山荘に帰還。現在時刻13時31分。
焦ったおかげで赤岳鉱泉から1時間ちょいで戻ってこれたぜ( ^ω^ )w
バスの時間に間に合わないどころか1時間以上余裕が出来たので
八ヶ岳山荘のお風呂に入ってファンタで乾杯( ^ω^ )グビグビグビ ゲフゥ←
ここのお風呂はモンベルカードを提示すると200円引きになるので
その分でファンタ(200円)が飲めます!(マル得情報)
14時45分のバスに乗車して茅野駅に到着。
駅の白樺で特上とろろ蕎麦食う( ^ω^ )ズビビビビ
その後、大阪行きの高速バスに乗りまして
たぬきを見たりしながら帰宅しました(謎)
予定にはなかった赤岳からの縦走でしたが無事成功して良かったです。
やはり八ヶ岳最高や(゚∀゚)
定番になった冬の赤岳登山 おわり
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