初めての北アルプス登山4 山小屋名物のイビキをお見舞いされた後、大天荘から燕山荘までふらふら戻る

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今回のお話は大天荘の消灯時間からスタートする。

20時消灯、枕元にヘッドライトやメガネを用意して横になる。

何分経っただろうか、やはり眠れそうな気配はない(´・ω・`)

そしてここからが地獄の始まりだった\(^o^)/

横のおっちゃんも眠れないのだろう、やたらと寝返りを打つ
それはいいんだけど無駄に動きがダイナミックでその度に床がドンドン揺れる…
そしてやけに呻き声がうるさい( ^ω^ )なんか頻繁にザックの開け閉めもしてるしw
これが数分に1度のペースで繰り返される…

その間、俺はひたすら「どうせ静かでもこんな時間じゃ眠れなかったんだ(´;ω;`)」とか
「眠れなくても目を瞑って横になってたらある程度は体力回復するんだ(´;ω;`)」とか
念じながら寝床でひっそり苦しんでいた。

どれだけ時が経っただろうか、ようやくドカンドカンと転がる寝返りが収まった(゚∀゚)

今度は地鳴りのようなイビキが始まった\(^o^)/マジかよwww
他所でもイビキは聞こえてたんだが多分本日のナンバーワンは横のおっちゃんだったと思う(´;ω;`)w

山小屋=イビキのイメージがあったのでちゃんと耳栓を用意していた俺はこれで大丈夫だ( ^ω^ )
と思っていたが直接的な音は軽減されても「実力者」が近くにいると
それが振動となって自分の身体に万遍無く伝わることをここで学習した…

その間、俺はひたすら
「おっちゃんだって自分がイビキかいてるとか分からないんだから怒ったらダメだ(´;ω;`)」とか
「そもそも山小屋ってのは先に寝たもん勝ちみたいな暗黙のルールがあると聞いたし
眠れなかった俺がダメなんだ(´;ω;`)」とか
「もう山小屋とか恐ろしくて使えねえよ…
そうなるとテント泊かぁ…体力、資金面両方ともに無理だなぁ」とか思いながら過ごした。

最後に時間を確認したのは0時過ぎ\(^o^)/
それからは何とか意識を失っていたようだが
大天荘下のガレ場で下の方を覗いてたら滑落した的な夢を見たような気がする(危)

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そんで4時過ぎに目が覚める( ゚ω゚ )オハヨー…

すでに周りは少しガサガサと行動し始めてる人もいたりするが
寝た気がしないので横になったまま低い天井を見つめる。

5時になり部屋の電気が点く。

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ちょっと外に出てみる:(;゙゚'ω゚'):うおっ!めちゃくちゃ寒い!

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月がめちゃくちゃ明るい(・∀・)

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程なく朝食タイム( ^ω^ )りんごジュースまで付いてるのが素敵だぜ!

先ほどの散歩でまだ膝の状態が思わしくないことを確認し長丁場を覚悟したので
飯を3杯食って本日の決死の脱出行に備える。

今日は昨日歩いた道を戻るだけなんだが
下りに弱い膝を持つ俺にとっては昨日の登りよりも厳しい道程となるだろう。
すでに膝も痛みが出てるしな( ゚ω゚ )まぁ、日が暮れるまでに下山できりゃいいんだ…

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素敵な朝日が拝めるのを期待して再度外に出てみましたが
ちょうどいい感じに雲で隠れててずっとこんな状態でした( ^ω^ )w

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月の方が良く見えるぜ(・∀・)w

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朝の散歩&膝の状態確認を行い部屋に戻る。

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荷物を整理して左膝にサポーターを装着。
右膝に巻いてたテーピングは少しヨレヨレになってたので新しいのを巻き直す。
右膝にまで異常が発生したらマジで遭難しかねないので万全を期す( ゚ω゚ )

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外の気温は3.3度らしい(・∀・)もっと寒いような気がしたがw

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大天荘をチェックアウト

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そして6時26分 まずは燕山荘へ向けて出発する( ゚ω゚ )うおおおおお!

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と、その前にこれから行くルートを見てみよう( ^ω^ )果てしないw

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遥か彼方に燕山荘が見える( ^ω^ )あんなとこまで行けるかよ(怒)

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文句を言ってても1ミリも進まないのでとりあえず歩いてゆく。

登ってきた時は「下りの時めっちゃ怖いんじゃねえか…」と思っていたが
それほどではなくじっくりと下りていきます。

昨日の夕食前にちょっとヤバくなった高山病であったが夕食を食べてしばらくしたら
症状が軽くなってきて頭痛もほとんどなくなってたんだが
歩き始めたらまた独特の変な頭痛が復活してきた(弱)

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そんな事もありながらひとまず大天荘下のガレ場ゾーンはクリアできました(・∀・)

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続いてハシゴ&鎖場がやってきます。

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鎖場が思いのほか怖かったようで写真を撮る余裕がなかったようです(・∀・)w

行きに通ったときはそんなでもなかったのにな…

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ここからしばらくはなだらかな道になり余裕が生まれてくる( ^ω^ )ありがてぇ。

ここらへんで後ろから来た人に抜かれます( ゚ω゚ )
ガレ場を下る時に何度か振り返ったけど誰もいなかったぞ…
膝を気遣ってかなりのスローペースになっているようだ。

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ここらでは燕山荘方面からやってきたおっちゃんと少し話をする。

おっちゃん「常念岳の方から来たんですか?」
俺「いやぁ、昨日中房温泉から大天荘まで行って今日は来た道を戻るだけなんですよ」
おっちゃん「えー、もったいないw」
俺「( ゚ω゚ )!?」
おっちゃん「せっかくなんだし縦走しないとねーw」
俺「いやwまぁw初心者ですからウヘヘwww」
おっちゃん「まぁ気を付けてねー!」
俺「はいどーもー(・∀・)」

(・∀・)…

(´;ω;`)1日歩いただけで膝がガタガタになった男をなめんな!
縦走なんかしたら膝無くなるわ!(悲)

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心温まる会話を交わしつつ先へ進みます(´;ω;`)w

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アップダウンのあるゾーンへやってきました( ゚ω゚ )

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一山越えたところで膝休憩とします(´・ω・`)w

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もう一度小さな山を越えてさらに大下りを登っていくのか…(´・ω・`)見てるだけならいい景色なんだがw

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休憩後、下りを着実に歩いていると後ろから来た人にじゃんじゃん追い抜かれてゆく(´・ω・`)w

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そしてついに大下りの直下までやってきた( ゚ω゚ )行きはここで膝が痛くなったんだよな。

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ひーひーふー(´・ω・`)

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大下りの頭に到着(・∀・)

この写真撮ってたら近くで休憩してたおっちゃんが「写真撮りますよ!」と言ってきたんだが
「あ、いいです(・∀・)すいません」って断ったら( ゚ω゚ )←リアルにこんな顔してビックリしてた。
自分が写ってる写真嫌いなんだよね( ^ω^ )マスク着用ならいけるんだが(謎)

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膝休憩も兼ねて栄養補給タイム 「ナッツぎっしり確かな満足」を食す( ^ω^ )この攻撃的な甘さがたまらん!

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多分あと1時間くらいで燕山荘だ(・∀・)頑張ろう!(膝に語りかける)

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アップダウンのあるルートも大体クリアしたはずだから気が楽だぜ( ^ω^ )

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来た道を振り返る(゚∀゚)大天荘が遥か彼方に。

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蛙岩の標識 昨日見た時とは気分が全く違います( ^ω^ )燕山荘までもう少しだw

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岩の間を通る( ^ω^ )

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ついに肉眼でも燕山荘が確認できるようになってきた(゚∀゚)うおー!

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もう少し!もう少し!(゚∀゚)ハァハァ

(゚∀゚)さっきからやけに鼻水が垂れてくるな…

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ポタッポタッ( ゚ω゚ )!!!!

鼻血じゃねえか(´・ω・`)燕山荘が見えて興奮したんか…?

慌ててティッシュを鼻に詰める。
そしてちょっと休憩( ゚ω゚ )もうすぐだと言うのに…

もしかしたら鼻血垂らしながらすれ違う人達と爽やかに
「こんにちはー(゚∀゚)ノ」って挨拶してたかもしれんな…ちょっと怖いぞ。

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鼻血が小康状態になった頃合いを見計らってもうひと踏ん張り。

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9時27分 燕山荘に到着(´・ω・`)何とか辿りつけたw

大天荘からのコースタイムは3時間てところか…
4時間くらいを見込んでいたが思ったより早かったな( ^ω^ )

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合戦尾根の恐るべき下りに備えてじっくりと休息をとる。

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石田石男さん(仮名)に挨拶をして( ^ω^ )

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いざ、中房温泉へ!( ゚ω゚ )ここからが本番だぜ!!!

ちなみにさっき鼻に詰めたティッシュが奥に入りすぎて取れなくなってる(どうでもいいです)

つづく

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しゃけ次郎さん、ちわっす(^^)
鼻血ヤバいっすね~登山道の岩に血がついてるの見て、後から通る人がビビると思います(^^;
前にコメントしたとおり、札幌2泊で行きましたよ(^^)しゃけさんお勧めの花まるすすきの店に行きました(^^)ランチセットは確かにお得ですね!ありがとうございました

Re: タイトルなし

ゆで太郎さん、ちわっす( ^ω^ )

鼻血は一応拭いておきましたよ( ^ω^ )w

おぉ!札幌行ってきましたか!そんで花まるも(゚∀゚)
あそこはコスパが良くていつもそこそこ空いてるので好きです。
少しは旅のお助けができたのなら幸いです(・∀・)
プロフィール

しゃけ

Author:しゃけ
散歩好きが高じて旅行や山登りに行くようになったオッサン

旅行ブログって書いてるけど近所プラプラしてるだけであんま旅行してない

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