またまた冬の八ヶ岳登山2 天狗岳を敗退し意地で吹雪の硫黄岳チャレンジして帰宅
おはようございます( ゚ω゚ )
夜から風の音が凄かったんですが夜中はさらにヒドくなってきて
小屋が吹き飛ぶんじゃねえのか?ってくらいの暴風で
振動と音が気になり寝酒を投入しても寝付けなかった:(;゙゚'ω゚'):
0時くらいにトイレに行きたくなったけど、あの暴風と暗闇の中を
新館まで移動するのがイヤだったからひたすら耐えた( ゚ω゚ )最悪ペットボトルに←
そんなこんなで何とか尿意に耐えて5時起床。
5時半くらいに電気が点いたのですぐトイレに行った。
外に出てみると相変わらず風は強い( ゚ω゚ )夜中よりはマシになったが
そして結構雪が降ったみたいですね…。
本来は縦走予定だったので小屋の朝食は抜きにしておにぎり食って
早めに出発する予定だったんですが明らかにヤバそうな雰囲気がするので
明るくなるまで待機することに( ゚ω゚ )w
昨夜、夕食後に同室だった3人組の人達とちょっと話してたんだが
どうやらこちらの方々も天狗岳を越えて渋の湯に下山するプランらしい。
「外の天気は結構ヤバそうですがどうするんですか?」って聞いてみたら
「とりあえず行ってみる」とのことで( ゚ω゚ )マジか…
それじゃあ俺も行ってみっか!ってことで7時に外に出てみたら( ゚ω゚ )ナニコレ
昨日は全然なかったはずのエビの尻尾が凄いことに\(^o^)/
っていうか風は相変わらず強いし視界がほとんどないw
と、とりあえず根石岳まで行ってみるか:(;゙゚'ω゚'):ぐうおおおおおおおお
スタートからいきなりクライマックスです…暴風に抗いながら登ります。
当然ながらトレースもへったくれもない世界です。
サングラスは速攻で曇る&雪でコーティングされて余計に何も見えない:(;゙゚'ω゚'):ゴーグルにしとけば良かった←
根石岳山頂の標識っぽいとこに到着:(;゙゚'ω゚'):昨日と別世界w
山頂からは天狗岳の素晴らしい景色が楽しめます( ^ω^ )←
天狗岳へ向かうルート( ゚ω゚ )
数メートル先くらいの視界はありそうだが風も強いし止めとこう!(即断)
根石岳山荘に戻ります(´;ω;`)
が、微妙に方向が分からない\(^o^)/
強風で身体が勝手に移動するもんで余計に変な方向に行ってる気がする。
意を決してサングラス外してみたら多少はルートが掴めたのでなんとか下る。
往復20分もかかってませんがすでに半泣きになりながら根石岳山荘に帰還(´;ω;`)
ここで3人組さんと遭遇。
「真っ白だけど行くんですか?w」って聞いたら「もちろん^^」と力強いお答え\(^o^)/つよい(確信)
昨日話聞いてたら冬の剱岳にもチャレンジしてる人がメンバーにいたので
これくらいだったら普通なのかな( ゚ω゚ )いってらっしゃいませ!
凍りついたピッケルと微妙に開かなくなったカメラのカバーが過酷さを物語っていますね←
小屋番さんに
「すいません…本当は渋の湯に行こうと思ってたんですが俺の力量では無理そうなので
桜平へ戻ろうと思うんですが駅までの送迎って大丈夫ですか?(´;ω;`)」
と最高に惨めな表情で尋ねる。
確認していただいたところ送迎は可能だということでしたので一安心。
ちょっと休憩して7時40分に再スタート。
夏沢鉱泉まで戻るんですが送迎の時間まではかなり余裕があるので
硫黄岳に登ってやろうってプランにしました( ^ω^ )
硫黄岳も白い&暴風だろうけどあちらは滑落の危険性はほとんどないからな!
行けるとこまで行ってみるべ。
相変わらずの強風でしたが樹林帯に入ると一気に穏やかに( ^ω^ )
昨日俺が歩いてきたはずのルートはトレースが完全に消えてた( ゚ω゚ )やはり結構雪降ったんですね
箕冠山の分岐から夏沢峠へ向かいます。
この区間はずっと下りなので楽々(・∀・)
20分ちょいで夏沢峠に到着。
ワクワクドキドキの硫黄岳登山スタート。
まもなく森林限界を突破(・∀・)ドキドキ
やはり結構な風です( ^ω^ )ウホホホホ←
とりあえずホワイトアウトにはなっていないのでズンズン進みます(あほ)
すでになかなかの強風だと思うんですが去年の経験から
ケルンが見えてくると風のレベルがさらにアップするはず…( ゚ω゚ )ゴクリ
やっぱり!ケルンが見えてきたら吹雪になってきたよ!( ^ω^ )やったぜ!(壊)
今までにない貴重な体験に嬉しくなって動画を撮影しまくりました(きがくるっとる)
しかし、とにかく写真では臨場感が伝わらない…
と悔やんでいましたがツイッターで動画をアップできることを知って歓喜(゚∀゚)良かったら見てねw
吹雪の硫黄岳に行ってきました。顔や服が凍って男のロマンでした(^ω^) pic.twitter.com/FQ9dKHnotZ
— しゃけ太郎 (@syaketr) 2018年2月12日
登り始めた頃、撤退してきたっぽいグループもいたし
今この過酷な山に挑んでいるのは俺だけにちげぇねえ!( ^ω^ )
って喜んでたら先行者が(゚∀゚)やるじゃんw
強風に煽られてかなり苦戦していたのでさっさと追い越しさせていただきました。
何故そんなにスピーディーなのかって?
それはね!(゚∀゚)
指先の感覚がなくなってきたから早く登頂して速攻で下山するためだよ!(危)
普通こんだけモリモリ登ってたら冷え性の俺でもそこまで手が冷えたりしないんだが
未体験ゾーンの猛吹雪は格が違いました\(^o^)/
カメラのレンズカバーも開閉しなくなってきた。俺の目も…。
これね、多分最初から硫黄岳狙いだったら途中で引き返してたと思うんですよ。
せやけどアレですやん?ボク、すでに天狗岳の手前で敗退してますやん?
硫黄岳なら天狗岳に比べれば危険箇所もないようなもんですし
ある程度の視界さえあれば吹雪いてようが後は気合とガッツと根性の問題ですやん?
そんなわけで謎の感情に背中を押されて無理やり登っているのです:(;゙゚'ω゚'):←
いくつかのケルンを越えてようやく平坦な山頂っぽいとこが見えてきた:(;゙゚'ω゚'):うおおおおおおお
ひーひーふー:(;゙゚'ω゚'):
夏沢峠スタートから43分で硫黄岳(2760m)登頂:(;゙゚'ω゚'):2週間前とは大違いだぜw
ほら、横岳に赤岳そして阿弥陀岳がこんなにキレイに見えるよ( ^ω^ )うふふふ(幻)
しょうもない事言ってないでホワイトアウトしないうちにさっさと下山します:(;゙゚'ω゚'):
硫黄岳山頂はだだっ広いのでガスると道迷いが起こったりするみたいです。
微かに見えるケルンを頼りに下山してゆきます:(;゙゚'ω゚'):
視界を確保するためにゴーグルもサングラスも着けずに行動しているので
吹雪くと動けなくなるくらい顔が痛くなります(危)
バラクラバ(目出し帽みたいなの)だけは着けてるんですが
これもまた呼吸がしづらいのでちょいちょい外しながら歩いてたら
ガチガチに凍りついてしまってマジックテープが付かなくなってしまった( ゚ω゚ )←あほ
下れば下るほど風はマシになってくるはずだ:(;゙゚'ω゚'):顔が凍るまでに下るんだ!(必死)
手で顔を覆いながら下りますがついにコンタクトレンズがちょっと凍って浮いてきた:(;゙゚'ω゚'):やべぇ
樹林帯が見えてきた:(;゙゚'ω゚'):ゴールは目の前だ!
癒やしの樹林帯に到着(・∀・)やはりこの辺まで来ると一気に風がなくなる(安堵)
ここで今から登ろうとしてた人に「上の方は風強いですか?」と聞かれた。
「結構な吹雪ですねwwwでも頑張ったら登れますよ( ^ω^ )ガハハハ」と答えると
「やっぱりそうですよね…凍ってる…(俺の顔を見ながら)」と言われました( ^ω^ )ガハハ←
夏沢峠でちょっと休憩。登るのは40分ちょいかかりましたが下山は25分くらいでした(・∀・)w
無事下山を祝して「とり」を描きまして
夏沢鉱泉へ向かいます( ^ω^ )なんて平和な道なんだ!
サクッと夏沢鉱泉に到着。
鉱泉って名乗ってるだけあって温泉がありまして日帰り入浴が出来るので
凍りついた肉体をここで回復させるのだ(・∀・)
雪をはらって入ってくださいと書いてあるので装備を解除して雪をパッパとはらう…!?
なんぞこれ…雪っていうかエビの尻尾みたいな氷の塊が…( ゚ω゚ )
氷結ピッケル( ^ω^ )
極めつけはこのザックです\(^o^)/凍っててブラシでゴシゴシしても全然取れないwww
そして顔の方も結構白くなってましてカメラで撮影してみたら
テレビとかで見る「雪山で遭難した人」みたいな顔になってました\(^o^)/本当に凍ってたんだ!
夏沢鉱泉に戻ってくるまでに何組かすれ違ったんだけど
妙に俺をチラチラ見てるような気がしてて
「吹雪の硫黄岳を登頂したことによって『勇ましい漢の顔』になってるんやろうなぁ( ^ω^ )」
とか思ってたんですが何か遭難したっぽい人が歩いてたからビックリしたんですね←
凍った装備と格闘した後、なんとか入浴タイムへ。
日帰り入浴でも夏沢鉱泉オリジナルのフェイスタオルが付いてきます(・∀・)
風呂でしっかり身体を温めて送迎時間まで小屋内でぼーっと過ごす。
時間前になったら桜平まで歩いて行ってそこから送迎車に(・∀・)
途中で車のチェーンを外すとのことで一度下車してみたらすげぇ青空(´;ω;`)いまさらw
いや、きっと山に登ったらまだ白いんだよ!(願望)
めちゃくちゃ天気の良い茅野駅に到着(´;ω;`)←
いつもは下山後は駅構内の立ち食いそば屋さんですが今回は前から気になってた
バス停近くの蕎麦屋さんに行ってみることにした(・∀・)
いつも店先に登山ザックが山ほど置いてあるんだよなw
俺もザックを置いて店内へ。
すると「おーい!!!」と叫び声が( ゚ω゚ )
茅野に知り合いなんているわけもなく無視してたら店員さんが
「なんか呼んでますよ」と言ってましてそちらを見てみると( ゚ω゚ )!?
根石岳山荘で同室だった3人組さんでした\(^o^)/奇跡の再会w
テーブル席に混じらせてもらうことになりました。
蕎麦と馬刺しがセットになってる「桜せいろ」を注文。
3人組さんはあのまま天狗岳を越えて渋の湯へ下山できたと聞いてビックリ( ゚ω゚ )
ルートはどうでした?と聞くと「真っ白だし強風で大変だったよw」とのことで( ^ω^ )ですよね~w
天狗岳チャレンジしている最中に「あいつ(俺)も無理やり連れて来れば良かったなw」
と語り合っていたそうです\(^o^)/
でも俺も根石岳山荘に戻ってから「あの人達に付いていけば天狗岳クリアできたかも…」
とかちょっと思ってたり( ゚ω゚ )w
3人さんは昨夜も結構酒を飲んでいたっぽいのにここでもガバガバ酒を飲んでおられまして
俺もハイボールを2杯ご馳走になってしまいました( ^ω^ )帰りのバスが危ない←
「これから高速バスで大阪に帰りまんねん」と言うと
「残念!東京住みだったら即勧誘して山連れて行くのに!
重い荷物背負える奴が欲しかったんだよね!」
とか物騒な事を仰っておられましたがとりあえずまた機会があれば!
ってことで連絡先交換して解散。
猛吹雪登山にまさかの下山後飲み会と盛りだくさんな山行だったぜ( ^ω^ )面白かったw
高速バスに乗りバナナシェイクを飲んでたぬきを見て帰宅(いつものやつ)
プラン変更のアクシデントもあり顔が凍ったりもしましたがやはり八ヶ岳はいいですね( ^ω^ )
またまた冬の八ヶ岳登山 おわり
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